男性の愛蔵品、 文房四友と書案

文房四友とはソンビが学問のために身の回りに置いていた4つの文房具を友にたとえたもので、筆、墨、紙、硯を指す。また、書案は、本を読んだり書きものをしたりするとき、床に座って使った低い机である。ソンビたちは学識の高い先祖の書案を受け継ぐことを光栄なことと考えたため、代々大切に使われた。
屏風は、室内に立てて風を防いだり、人目をさえぎったりするための調度品である。屏風に本やさまざまな文房具、陶磁器など「冊架図」を描いたものが冊架図屏風で、男性が生活するサランバン(客間を兼ねた書斎)に置かれていた。冊架図は学問を重んじる朝鮮時代の政治理念から生まれた。
書きものをするときに使用する韓紙、筆、墨、硯の4つの文房具を友にたとえて「文房四友」という。